- タイトル:
鬼獄の夜 - 作者:
加藤キャシー - 配信サイト:
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目次
鬼獄の夜 前回のあらすじはこちらから
鬼獄の夜 まとめぺーじはこちらから
鬼獄の夜 自己評価と感想
内容 | ★★★★ |
絵の好み | ★★★★☆ |
オススメ度 | ★★★★★ |

鬼獄の夜 2話ネタバレ【絶望の中茜の心の闇が垣間見える】
2話では自分の命が脅かされる本当の恐怖に陥った時の人間の本性が描かれています。
牡丹は幼馴染みで社会人になっても他の大学に行ってもずっと仲良しだと思っていました。
でもこれは自分の勘違いだったんだと思い知ります。
近い存在で今まで仲良くしていても、環境が変わっていけば、接する人間も変わってくるし、考え方も価値観も変化していくものです。
ずっと仲良しという一種の「呪縛」のような、そうあらなければいけないようなルールが4人の中でいつの間にか出来上がっていたのかもしれません。
その呪縛と向き合っていたのが、春馬と茜でした。
春馬は牡丹が好き
茜は鷹介が好き
でも牡丹と鷹介は付き合っている。
お互いがただの仲の良い友達同士なら何も起きなかったのでしょうが、この2人が付き合ったことで、2人は行き場のない感情と向き合うことになります。
報われることのない想いから、2人はお互いを慰め合うようになりますが、それはカラダだけの関係で心まで満たされることがありません。
「不毛…」
茜のその一言にどれだけの想いが詰まっているのでしょうか。
そしてそれが爆発したのが「顔無し鬼」に襲われた直後でした。
「全部、牡丹が悪いんじゃん」
涙を流しながらも今まで溜まっていた鬱憤を晴らさんとばかりに残酷な顔になった茜の姿を見て、牡丹は自分の愚かさに気がつくのです。
しかし、牡丹は根っからのお人好しです。普段は人の足を引っ張ってばかりですが、ここぞという時は、誰よりも勇気を出して人のために何かをできる人間なんだとこの後の展開で痛感させられました。
2話では表面的には仲良くやっていた幼馴染みたちの心の葛藤が描かれています。
こういった闇の部分は普段の生活の中では表面化しないのですが、あまりにも絶望した時、恐怖に陥ったときに人間の本性が出てしまうんでしょうね。
茜と春馬が抱えている闇が垣間見えて、仲良く見えても人に言えない部分てあるよね!とつくづく思いました。
それを表面化させてしまったのが顔無し鬼の存在なんですねどね。2話ではこの鬼の生態はまだよくわかりませんが、一瞬で人間を殺せるだけの残虐さを持っていますよ。